事業概要
下水汚泥から生まれた消化ガスを燃料に、
消化ガス発電機で電力をつくります。
この設備から生成される汚泥消化ガスを用いた発電事業を、20年に亘り実施します。
F.ホビノス君
発電電力を地産地消し、
船橋市のエネルギー自給率向上に貢献します。
本事業で発電された電力は、船橋市内の下水道関連施設などへ供給し、
エネルギーの地産地消を実現します。
船橋下水のちから発電所
固定価格買い取り制度(FIT)を活用して電気事業者に販売
船橋市内で地産地消
FITとは
再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度です。
電力会社が買い取る費用の一部を、電気をご利用の皆様から賦課金という形で集めることで、再生可能エネルギーの導入、普及を支えています。
再生可能エネルギーの電気が普及すれば、日本のエネルギー自給率が向上するし化石燃料への依存度の低下につながり、燃料価格の乱高下に伴う電気料金の変動を抑えることができるよ。
船橋市(高瀬下水処理場)
下水汚泥から再生可能エネルギーとなる消化ガスを生成します。
汚泥消化施設工事
(DB方式※1)
汚泥処理工程
高瀬処理場の下水処理工程から発生する下水汚泥を濃縮します。省エネルギー化を図るため、低動力・高効率のベルト式濃縮機が採用されています。
汚泥消化工程
化槽を、発電機の廃熱を利用して約35〜37℃の温度に保ち、消化ガスを発生させます。
消化ガス貯留工程
得られた消化ガスは、脱硫装置でガス中の不純物である微量の硫化水素を除去したのち、メンブレン式のガスホルダに貯留されます。
土地使用許可
温水供給(廃熱利用)
船橋下水のちから発電所(消化ガス発電事業者)
発電施設全景
消化ガス利活用事業
(民設民営)
再生可能エネルギー固定価格買い取り制度(FIT制度)にて売電します。
年間売電量:約495万kWh/年
(一般家庭約1,200世帯分)
CO₂削減効果:約2,200t-CO₂/年
※1 DB方式=デザイン(D)、施工=ビルド(B)を一括して発注する方式